昇進昇格アセスメントの客観性は?

更新日:2021年7月29日

「外部機関のコンサルティングファームが実施する人事評価であるから客観的である」、シンプルに言ってしまえばその通りですが、お客様の多くは、この点にかなり問題意識を持たれます。


この点に対し、私たちの考え方は「複数人数のアセッサーが受講者の方のコンピテンシーを評価するので客観性に問題はありません」となります。


しかし、この考え方には問題があり、お客様も不満を持たれるケースが散見されます。


「いえ、私たちが懸念している点は『アセッサーの能力』による不正確性の発生ではなく、誰から見ても納得できる結果が出るかという客観性を意味しています」


「はい、ですから複数人数のアセッサーによって受講者の方の・・・」


「複数人数とは?」


「担当アセッサーとリーダーアセッサーの2名です」


「たった2名ですか?」


「いえ、2名といってもアセッサーとしての経験は豊富であり・・・」


「わかりました。この点については仕組みを変えようがないということですね?」


「いえ、仕組みとして客観性を・・・」


と、議論は平行線のままとなります。


お客様の問題意識は「誰から見ても納得できる評価結果が出るかという客観性の担保」にあり、それに対し、私たちは「人事評価、あるいは昇進昇格アセスメントのプロが複数人数で評価するから客観的である」「受講者の方の知識や経験に左右されないケーススタディを使って評価するので客観的である」という前提で議論しているため平行線になってしまうのではないでしょうか。


このように議論が大きく外れてしまうことが、昇進昇格アセスメント業界、ヒューマンアセスメント機関、人事評価システム全般に対する不満や疑問につながっていると考えています。


議論を整理すると以下のようになります。


・ある一人の受講者の方のコンピテンシーを評価するのであれば、数多くの他の人間が評価する。 → 客観性


・ある一人の受講者の方と、ある一人の受講者の方を評価するのであれば、同じ場面で評価する。 → 公平性


・同じ場面はケーススタディとして用意、そのケーススタディは現状のポストではなく、この先のポストとして設定する。 → 未来性


この3項目が昇進昇格アセスメントとして最低限、担保すべき事項かと考えられます。


そして、お客様の多くが問題意識を持たれている「客観性」とは当然「ある一人の受講者の方のコンピテンシーを評価するのであれば、数多くの他の人間が評価する」を意味として指しており、私たちの反論にある「プロが複数人数で評価する」は、比べてしまえば「客観性は低い」となってしまいます。


これは困ったことになりました。私たちの飯のタネである「プロが複数人数(最低2人)で評価を行う」が昇進昇格アセスメントとして最低限、担保すべき事項に該当していません!


辛い立場ではあるものの、自戒を込めてになりますが、現状、あるいは今後、昇進昇格アセスメントに取り組まれているお客様、その内容を以下の観点で再確認することをご提案します。


・ある一人の受講者の方のコンピテンシーを評価するのであれば、数多くの他の人間が評価する。 → 客観性


・ある一人の受講者の方と、ある一人の受講者の方を評価するのであれば、同じ場面で評価する。 → 公平性


・同じ場面はケーススタディとして用意、そのケーススタディは現状のポストではなく、この先のポストとして設定する。 → 未来性


私たちが提供している「未来のアセスメント」は、現状、パーフェクトではありませんが、パーフェクトにかなり近い水準で昇進昇格アセスメントを提供することが可能になっています。ご興味を持たれた方はお気軽にご連絡くださいますようお願い申し上げます。