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人材アセスメントの価格の秘密①

更新日:2022年2月22日

2月になって全国津々浦々の企業さんから「未来のセスメント・遊動版」のお問い合わせをいただいております。


リプレースに向けたお話もあれば、新規導入のお話もあり、企業さんからのご質問も多岐にわたるため、ご説明の解像度の調整に苦労することも…。


そんな中、特に印象に残ったご質問があり、そして提供サービスのあり方について振り返る良い機会を得ることができました。


ある企業さんからの質問とは?


「『未来のアセスメント・遊動版』は圧倒的な低価格ですが、他社さんと比べて評価の信頼性は低いということですか?」


簡単には答えられないご質問であり、後ほどお返事をさせていただくことをお約束してオンライン面談を終えましたが、あらためて評価の信頼性についても考える機会でもありました。


しかし、この「評価の信頼性」について踏み込んでしまうと、企業さんのご質問にお答えする際、小難しくなるのでそこは曖昧なままとして、推測ですが「圧倒的な低価格の裏では何かが犠牲になっているのでは?」がご質問のポイントとさせていただきました。


「何も省略、犠牲にはしておりません」


「そこは受講者の満足度とか出てくる評価の質とか?」


「受講者の満足度こそ曖昧なので事前に確約することは不可能で、評価の質って評価の信頼性と同じ意味なので…」


「では他社であるA社さんの人材アセスメントの評価と未来のアセスメント遊動版の評価の違いは?」


「評価のプロセスは違いますが、評価の結果は同じです」「コンピテンシーの体系と数、評価段階、受講者の方の強みや改善点を評価の結果として提示します」「受講者へのレポートや人事部門向けレポート、全体報告書などはオプションなので評価の結果とは関係ないですね」


「では、なぜ他社であるA社さんの価格は高く、別のB社さんの価格はさらに高く、別のC社さんの価格は@5000円という信じられない価格なんでしょうか?」


端的にお伝えさせていただきました。


人材アセスメントの価格は主に次の3点で決まります。


① アセッサーや運営スタッフの仕入れ価格(変動費)

② 諸々の販売管理費(固定費)

③ のっける利益率や利益額


②と③は「評価の質」「評価の信頼性」に関係が薄い項目、①がこれに関係してきます。


コンピテンシーの体系と数、評価段階、受講者の方の強みや改善点を評価の結果とした場合、現状において真面な人材アセスメント業者はコンピテンシーの体系は3~6、コンピテンシーの数は9~24、評価段階は5~8、強みや改善点の数は1~3になっています。


この範囲で再現性が一定水準の評価を実施するのであれば、演習の数は3~6が標準的になります。


そして価格が高い人材アセスメント業者は、この範囲の上限である「コンピテンシーの体系は6、数は24、評価段階は8、強みや改善点の数は各3」を提示、すると演習の数は6、日程は3日間、なので高価格になるという構造です。


価格が安い「未来のアセスメント・遊動版」は、この範囲の下限を含め「コンピテンシーの体系は3、数は15、評価段階は6、強みや改善点の数は各1~3」を提示します。


そして、価格が普通の人材アセスメント業者も同じ数を評価の結果として提示。


すると演習の数も、日程も同じになるはずですが、ここで大きな違いが発生します!


「未来のアセスメント・遊動版」は、演習の数が4、日程は実質1日、価格が普通の人材アセスメント業者は、演習の数が5、日程は2日…。


当たり前のことですが、私たち人材アセスメント業者も商売ですから売上や利益を追求する必要があります。なので、自社の人材アセスメントの優位性を企業さんに対して訴求しなければなりません。


その訴求ポイントの違いが価格の違いという当然の話に落ち着きました。


すると、価格が普通の人材アセスメント業者の「コンピテンシーの体系は3、数は15、評価段階は6、強みや改善点の数は各1~3」は「未来のアセスメント・遊動版」と全く同じ、そして、演習の数が5、日程が2日であることの必然性を訴求ポイントとして打ち出さなくてはなりません…。


いったい何を訴求ポイントとして打ち出すのか??


次回に続きます。




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