経営レベルでも業務レベルでも、それぞれ日常的に使用されているキーワードですが、イメージとして「改善は業務」「改革は経営」となっているのではないでしょうか?
「業務改善」「経営改革」…。
違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、現実には「業務改革」に近い取り組みもあれば、「経営改善」に近い取り組みもあるようです。
また…
「業務改善に近いことに経営層が躍起になっている姿を業務推進層が冷静に見ている」
「経営改革に近いことに業務推進層が躍起になっている姿を経営層が批判的に見ている」
あってはならないことですが、このような経験をされた方も多いとお聞きしております。
ここからは推測になりますが、原因として「業務と経営、改善と改革とは何か」を社内で共有化するツールがなく、各階層の努力が非効率になってしまっていることが挙げられます。
また、抽象化や創造性が重視されない組織文化を持つ企業さんでも同じような事態に直面しているのではないでしょうか。
「業務推進層の中での優秀な人材」と「将来的に経営層として活躍できる人材」を不公平なく区分する。
当たり前のようですが、評価制度として取り組まれている企業さんは少数派です。
そもそも、コンピテンシーをヒューマンアセスメントで評価するといった仕組みが導入されていなければ、現状の評価制度の効果はきわめて限定的であり、評価制度が存在するといった以上のものは…。
何となく実施している評価制度について、このコロナ禍の今、一度、見直されてはいかがでしょうか?
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